生きる

以前は生について、普通「細く長く生きるのか? それとも短く太く生きるのか? 」という二分法で考えることが多かったようですが、 最近はこのように分類しなくなりました。

平均寿命が80歳を越えるのが普通になり、100歳、120歳まで生きるという希望を持って、健康に生きる生き方を考える今日この頃です。

ある日、ある知人が後輩の90歳(?)のお父さんのお葬儀に行って “大往生でしたね” と慰めたら、その後輩から、”先輩、そんなふうに言わないでください。 父は100歳以上生きれたのに、あまりにも早く亡くなりました。”と残念そうに言われれたそうです。知人は申し訳なく思いながら、「今後 ”大往生”という言葉を使ったらいけない」という教訓を得たと言っていました。

又、単純に平均寿命の延長が重要なのではなく、どのように健康に生きるのかが大切ですね。

日本の代表的な手技治療士である浪越徳治郎先生は、「健康に生きる方法」として「よく食べてよりよく暮らす」ことを強調されていますが、その実践方法として「健康長寿の5原則」を強調されています。

eat

1. 快食

栄養(カロリー)が高い食べ物を摂取することが重要でなく、バランスがとれたメニューが重要であり、特に3大栄養素である蛋白質、脂肪、炭水化物と水、ミネラル、ビタミンなどの栄養のバランスを考えることが大切です。

(これは、自分の体が食事から作られていることを考えた時に、本当に大切な事である事が分かりながらもなかなか実践が難しい部分でもあると思います。野菜の中に含まれる様々なミネラルやビタミン類が酵素をつくり、取った蛋白質等を代謝して自分の体を作る上で欠かせない役割を担っています。が、外食では色々な種類の野菜を取ることがなかなか難しいですし、お腹がすいている時は特にカロリーの高いかつ丼や天ぷら丼のように油で揚げたような、ビタミンミネラルの低いがっつり系にひかれてしまうものですから…。ですが、食べるものによって集中力が落ちるだけでなく、体の調子が悪くなれば,やりたいことも出来なくなる事を考えた時、 何を口にするのかについては真剣に考えるべき問題だと思います。)

sleep

2. 快眠

睡眠は、いかなる治療法や薬物より効果があり、疲労回復に特に重要です。 人体のすべての器官は絶えず機能を維持しており、筋肉も緊張しますが、睡眠を通して内臓器官と脳神経を休息させて筋肉の緊張を弛緩させます。 そして、疲れを回復するのです。

理想的な睡眠とは床に横になったらすぐに眠りにつき、徐々に目を覚ますという睡眠の形態です。

(十分な睡眠「7時間から8時間」をとる事がとても大切であることも分かりながらも、働いているとなかなか十分に取れないことが多いですね。

食べ物を気を付けていてもなおかつ体調がすぐれない場合、睡眠時間が足りていなければ、睡眠をとることで体調が良くなる可能性があります。)

defecation

3. 快便

朝食後、一日一度の規則的な快便が望ましい。 大便をするというのは消化器がきちんと作用して十分に消化吸収が行われているということを意味しています。
快便には食事の量、食べ物の種類が関連するが、食べ過ぎや消化されていない食物を必要以上に摂取すると、便秘や下痢が生じる。また精神的な影響からも快便できない場合があります。
walk

 

4. 快

仕事やレジャー、スポーツ、その他、意欲的に身体を動かすことが直接的な健康につながります。 特に運動という形でなくでも、歩行を通じて体の血液循環を高め、下肢静脈の流れを活発にすることができます。

(最近の研究では、運動が脳に与える影響についても明らかになってきており、脳細胞を増やすのは運動だとも言われています。

参考:「脳を鍛えるには運動しかない」ジョン.J.レイティ著)

laugh

5. 快笑

自然な笑いは気分を良くし、又美しいものです。 笑う行為ができるのは人間だけです。

笑うことは表情筋を潤沢に作り、横隔膜の上下運動を起こして心臓を活性化させ、血液の循環を円滑にして内分泌の作用を正常化して健康に役立ちます。

一日に一度、心から快笑し、又お腹の深いところから吐き出すように大きな声を出して笑ってみると良いです。

一笑一若、一怒一老、一度笑ったら一度若くなって、一度怒ると一度老いる。

(完全図解指圧療法、浪越徹 参考)

 

浪越先生の「健康に生きる方法」にはすべて“快”が入っています。 “快”は単純によく食べてよく生きるという意味ではなく、「すっきりした、愉快だ、気持ちいい」という意味の楽しさと喜びを内包しています。

 

日常の些細なことの中に楽しさと喜びを見出して、今を受け止め生きるなら、それがイコール健康ということではないでしょうか?