湿布普段生活をしていると、急に足を挫いたり、どこでかでぶつけて手足にあざをつくることもあります。そんな時、冷湿布をした方がいいのか温湿布をした方がいいのか迷う時があると思います。

今日はどんな時に冷湿布や温湿布をすればいいのか、又湿布の人体に及ぼす影響や効果について考えてみようと思います。

 

以前にある施設の中で三歳くらいの子供が泣いているのを見かけました。見ると何かにぶつけたのか、腕が腫れていました。 お母さんは少し熱い水にタオルを浸して腫れた子供の腕に湿布をしてあげていました。 子供は腫れている部分に熱いタオルが当てられるやいなやさらにひどく泣き始めたので、私は「冷やしてあげてください」とお母さんにアドバイスをしました。冷たいタオルで腕を冷やされて、その子はやっと泣き止みました。

 

施術院には急性のぎっくり腰や足首、手首を捻挫してひどく痛む時に来院される方も多くいらっしゃいます。 このような場合、カイロプラクティックで症状に合うテクニックを使い施術をした後、 冷湿布と温湿布の使い方についてお伝えします。

 

 

冷湿布が合う症状と冷湿布の

 

冷湿布冷湿布は血管を収縮させることで血流を減少させ、神経の興奮を抑えます。筋肉(筋紡錘)の伸張反射を弱めて痛みを減らし、筋組織の緊張を緩和させます。 また、麻酔作用とヒスタミンなどの放出を減らすことにより炎症を減少させ、血腫形成を遅らせることはもちろん、体液の浸出を減らし、効果的なリンパの排出を可能にします。

 

つまり冷湿布は急性の筋骨格系の痛みやけいれんに効果的なのです。筋肉の温度を下げるので、軟部組織である筋肉、腱、関節腔、靱帯の捻挫や挫傷を起こす急性の外傷にも効果的です。 また軽症のやけどに対しては抗炎症作用があり、関節炎の痛みの緩和、むち打ちなどにも効果があります。

冷湿布をしてはいけないのは、血管疾患や循環疾患および末梢の血管疾患、強皮症や全身性エリテマトーテス(ELS)のように熱に対する感受性がない場合です。湿布について良くない記憶がある場合も避けた方がいいでしょう。

 

 

湿布が合う症状と温湿布の効果

 

腰痛温湿布によって筋肉の緊張が減ると、筋肉の弾性が高まり靭帯や関節包繊維の弾力性も回復されます。 関節の動きがよくなるのはもちろん、痛みも軽減されます。 血管が拡張されるので血流の量が増加し、血圧が下がります。 脈拍も下がり、白血球が増え体液の酵素作用が活発になります。

 

したがって、温湿布は慢性的な捻挫や坐像、痛みのある時に効果的なのです。 血流を増加させたり、血圧を低下させる必要があるときにも効果があります。 また、低体温の人や関節の可動性が低下した人、神経筋肉疾患を抱えている人、筋膜状態が緊張しているときにも効果があります。 もちろん、慢性的、緊張性のむち打ちの傷害にも適しています。

しかし、 温湿布は急性の炎症や外傷には禁物です。静脈閉塞、動脈不全、虚血、出血反応、凝固障害の時には決して温湿布はしないでください。症状をさらに悪化させることになります。 (Economic 1990参照)。