gOwviKtcQNygbHfiZC7I7Q[1]

 

感情とストレスが内臓や人体に大きな影響を

長年手技治療に従事しながら、人体が受ける影響について、悩むことがよくあります。
腰痛や首の痛み肩の痛み等、筋骨格系の問題には、まずずれた骨や緊張した筋肉に対してアプローチする訳ですが、たまに考えていた程改善や症状に変化が得られない場合があります。
ここで筋骨格系と内臓の問題を考えながらアプローチすると、著しい改善が現れます。

漢医学では内臓の問題と、感情や性格、ストレスを関連付けて人体を捉えたりします。
例えば、小さな細かい繊細な所に神経を使う場合は胃腸に影響があり、短気や寡黙ながらもよく怒る場合は肝臓、恐れや恐怖は腎臓に影響与えると考えられています。実際にこのような感情と内臓とは、とても密接な関連性を持っていることが分かります。

aT4hfqauQAeYLC3yHOYVHw[1]

感情やストレスが内臓の問題以外にも直接的に筋骨格系に影響を与える例もまた数多くあります。「許すという事」(Gerald G Jampolsky著)という本の中に出てくるワークショップ参加者の経験談は、私たちの周辺でよく目にする例を見せてくれます。

著者は癌病棟の看護婦を対象に講義をしました。まず大きなゴミ箱を想像してその中に怒りや罪悪感を全て入れた後、そのような感情から抜け出したい人や、自分を傷つけた人を許す準備ができた人は、ヘリウムガスが入った風船にそのゴミ箱を吊るして空に飛ばす治癒方法を紹介しました。
その中で1人の女性だけはワークショップが始まる時から「自分は怒りも罪悪感も全く無い」と思っていたため、他の人達がしている様子を只じっと見ていました。
ところが突然、彼女は自分を捨てて若い女性と逃げてしまった前の夫を想い出したのです。そして彼女は前の夫の首を捕まえてゴミ箱に入れた後、風船に吊るして空に飛ばしてしまいました。
その瞬間、首の周りから“コキッ”という音がして、離婚した後からずっと続いていた首の痛みが消えて無くなったのです。

GRdRLF6pQneYOx811BjSLw[1]

彼女がゴミ箱に捨てたのは前の夫ではなく前の夫の行動に対する自分の怒りだったということを感じるようになり、彼女はもう前の夫のせいで首が痛くなる事はないだろうと言いました。

著者は許せない思いは痛みをもたらしたり様々な症状を引き起こすと強調しながら、『ストレスに関する精神生理学の研究によると、心に積み重ねられて溜まっていく考えや感情は、段々肉体的な症状や情緒的な障害という形態で現れてくる。不安、鬱、動揺、自己否定等は頭痛、肩こり、免疫力の低下を呼び、アレルギーや病気にかかりやすくなる』と述べています。

aIG9O09nSyKDvoRLXxEO3g[1]

著者の言葉でなくても日常生活の中で私たちは感情とストレスが人体に与える影響をあまりにもよく経験しています。
重要な事は体にまで悪い影響が出てこないように、又出て来た場合も、どのように原因であるストレスやマイナスの感情を解決するのかがこれからの私達の課題ですね。

著者が勧めていた、怒りや罪悪感をゴミ箱に捨てて空に飛ばす方法も私も試してみたいと思います。

pbIzaqp7TNWnW-T6njbiFA[1]