雨の日2

★ 天気が悪いとどうして関節が痛くなるのか知りたい

 

幼い頃、おじいさんやおばあさんが「関節が痛むからこれから雨になるなあ」と天気について語るとき、どうしてわかるのか不思議でしたが、実際雨が降ってくるのを見て、その正確な天気予報(?)に再び驚く事が多かったです。

 

年を取れば誰でも自然と一体となって悟っていくのか、幼いながらも知りたい気持ちで一杯でした。

 

最近では、体と関連した天気予報が必ずしも年配の人たちに限られたものではなく、中年の年の人でも天気予報の正確度が高まり、その数はだんだん増えているとのことです。

 

体と自然とは一体どのような関係があって、天気によって体のコンディションが変化したり、あちこちの関節に痛みが出たりするのでしょうか?

 

 関節痛

★ 気圧が下がると, ノルアドレナリンが放出されて神経が刺激され、痛みが誘発される

 

伊藤和憲は ”痛みの原因と診断と治療” で、痛みが天気を予測できる能力(?)を神経学的観点で詳しく説明しています。

 

気圧が下がれば、内耳神経(耳の中にある神経)がそれを感知して視床下部に伝えることになる。 この時、興奮や緊張を担当する自律神経の交感神経は活動が活発になることになる。 そして神経末端にノルアドレナリンという物質を血管に放出して神経や侵害受容器の一部を刺激することで、痛みが誘発される。 つまりあちこちの関節に痛みが生じることになるのだ。

そしてノルアドレナリンは血管を収縮させ、血液中のマクロファージや肥満細胞を活性化させるヒスタミンや腫瘍壊死因子(TNFα)を放出して副腎髄質にも影響を及ぼし、痛みを感じる神経を刺激することで、結局痛みを感じさせる。

 

普通の健康な人は気圧に関係して関節に痛みを感じることはありませんが、神経に損傷があったり、炎症がおきている場合は交感神経に反応する受容体によって、気圧による痛みを感じるようになるのです。

 

 

★体と自然の謎が一つ一つ解けていくことは限りない喜び

 

人体であれ、自然であれ、宇宙であれ、いつも気になってきた絡みあった糸のような問題が一つづつ解けていくのは本当に気持ちがいいものです。

 

薬で治療出来なかった何らかの痛みや症状が、手の技術だけで良くなる過程を見たり、手技で症状が改善された当事者ならば尚更うれしいことでしょう。

 

雨の日